介護日記4 デイケアを探す

介護日記
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それから、御用納めまでの一週間。

私は、
これまで介護申請だけして、
ほとんど何も利用してこなかったデイサービスを
使う方向で動き始めた。

母の介護認定は、要支援1。
いちばん軽い区分だ。

夏の認定調査のとき、
母は驚くほどしっかりしていた。

足腰も安定していて、
調査員を玄関まで出迎え、
帰りもきちんとお見送り。

「これは、介護認定が下りないんじゃないか」

そう思うほどだった。

それでも、
なんとか要支援1が出たのは、
94歳という年齢のおかげだと思う。

母は、
一人で自由気ままに過ごすことが幸せな人だ。

気を遣うデイケアには行きたくない、
そういう母の気持ちを、私は尊重してきた。

それに、
当時の私は仕事に加えて、
叔父叔母の介護対応で手いっぱいで、
母の介護は正直、おざなりになっていた。

でも、
今はそんなことを言っていられない。

病気の母を、
一人で家に残すのは、とても不安だった。

私以外の、
「第三者の目」で、
母の様子を見守ってほしい。

最近、母は
一人でお風呂に入れなくなっていた。

もしデイケアで
お風呂に入れてもらえるなら、
それは本当に助かる。

以前いただいていたデイケアのパンフレットを取り出し
地域包括支援センターの相談員の方に連絡を取り体験の申し出をする

そして、
もう一つ、悩ましい問題があった。

母には、かかりつけ医がいない。

これまで健康だったがゆえに、
ずっと病院と無縁で生きてきた。

90歳のころ、
母は「もう薬は飲まない」と宣言し、
この4年間、まったく薬を飲んでいない。

むしろ、そのほうが元気だった。

介護申請も、
昔お世話になっていた内科の先生が、
コロナで一度かかった際に
母のことを覚えていてくれて、
事情を話すと快諾してくれたから
申請できた、という経緯がある。

その先生に
かかりつけ医として戻すことも考えた。

でも、そのためには通院が必要だ。

歩くこともままならない母を連れての通院は、
仕事をしている私にとって、
かなり大きな負担だった。

そんなとき、
ちょうど介護施設に移った叔父叔母の
かかりつけ医が、
在宅診療をしてくれる病院だと知った。

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