退院が決まるまでの数日間
2月9日、担当医から連絡が入った。
2月10日以降であれば、退院してよいとのことだった。
正直、少し早いと感じた。
というのも、入院中に介護認定の受け直しを予定していたからだ。
病院での認定面接を逃すと、自宅での面接は「退院から一週間後」というルールがあるらしい。
またしても、支援のない空白期間ができてしまう。
なんとか数日だけでも入院を延ばせないかとお願いしたが、
「そういう理由では無理です」とはっきり言われた。
ここはハブ病院で、手術が終われば退院、というスタンスらしい。
入院前から、どんどん体力が落ちていく母を見てきた。
手術はしたけれど、回復したようにはとても見えない。
今も飲めているのは栄養補助のドリンクだけ。
そんな状態の母を、また一人で自宅に残すのは、正直かなり不安だった。
つながった支援
認定が下りたらお願いしようと思っていたケアマネさんに、状況を相談した。
すると、退院後二週間、在宅で看護ケアを受けられる制度があることを教えてくれた。
毎日、看護師さんやリハビリスタッフが訪問してくれて、
様子をプロの目で見てもらえる。
それは本当に心強い提案だった。
結局、祝日でも退院は可能とのことで、
年休を取らなくてもよい11日退院に決まった。
階段という現実
うちは集合住宅だが、エレベーターがない。
入院時も、母はふうふう言いながら、なんとか階段を下りてきた。
果たして、今の状態で階段を上れるのだろうか。
病院に相談し、階段昇降のチェックやリハビリについて聞いてみたが、
「今回は泌尿器科の手術なので、終われば退院です」
そんな言い方だった。
入院時と退院時で「そんなに変わりはない」というのが病院側の主張だったけれど、
一段階、確実に落ちていることは、私にははっきり分かっていた。
それもケアマネさんに相談すると、
階段を介助してくれる介護タクシーを手配してくれた。
さらに、要支援Ⅰの母が週一回デイケアに通えること、
退院当日の午後には、在宅介護サービス開始のための契約に来てくれることも決まった。
本当に、助かった。
そして、重なる知らせ
そんなやり取りが、すべて仕事中に行われていた。
それだけでも、正直かなり疲弊していたのに。
今度は、施設に入っていた叔父が、今朝亡くなったという連絡が入った。
どうして、こんなにも重なってしまうのだろう。
叔父の葬儀と、母の退院が重なるかもしれない。
認知症の叔母は、きっと大きな落胆の中にいるだろう。
本来なら、叔父と叔母のことは私が面倒を見るはずだった。
でも、母のことで手いっぱいで、
若い叔父のSさんに任せきりになっていたことが、申し訳なかった。
なんとか、つながった日程
最終的に、葬儀は12日になることが決まった。
私は11日に母を退院させ、
その後のデイケアや在宅看護の契約も、なんとか滞りなく行えそうだ。
綱渡りのようだけれど、
今できる形で、ひとつずつつないでいくしかない。

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